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今日はNYには珍しく、1日激しい雨。
服が全部ぬれてしまったので、夕方ランドリーに、とエレベーターに乗ったら、 同じく洗濯物を抱えた男性にばったり会いました。 雨の日はそれとなく手持ち無沙汰。洗濯日和かもしれません。 ご近所さん曰く、「雨の日は、静かで落ち着くので好きだなぁ」。 私は曇り空も、しとしと降る雨も嫌いですが、モノは考えようかも。 さらに話すと、2人とも今日の日中、MoMAに行っていたことが判り、びっくり。 雨の日は美術館日和でもあるようです。 ***今日のお気に入り*** ☆The Passage from Virgin to Bride [Marcel Duchamp] 同じ部屋にある作品は大して好きになれないのに、 この作品だけはまじまじと見入ってしまいました。 写真では微妙な色あいがうまくでないのですが、 ふうわりとしたピンクがかった茶や青系の色、 すうっと引かれた白い輪郭が素敵。 そして、題名?(論文発見...こんな暗喩とは) Duchamp、こんな作品[1・2]も飾られています。 ☆Still Life with Three Puppies [Paul Gauguin] Gauguinといえば、Te aa no areoisなど、 タヒチの情景を描いた作品が代表的ですが、 こんな色合いの作品を初めて見ました。 テーブルクロスの葉っぱの模様、 白を基調とした柔らかな雰囲気です。 ☆Gerti Schiele [Egon Schiele] 写真では伝えきれないのですが、 衣服の煌びやかさ、キリッとした顔の輪郭、 すらりと伸びる肩から首への線、意思的な眉、 安心するように閉じられた目と表情がとても印象的。 きりりと鋭く挑戦的で、 不安定さを併せ持つ絵を描く人だと思ってましたが、 こんな静かで穏やかな絵も描くんだ、と思いました。 モデルは4つ年下の妹。当時15歳...に見えません... 他にも、よく見ていると、作品が少しずつ入れ替わっているのが判ります。 また、色々な友人と行くと、普段、まじまじと見ない作品を眺めることがとても楽しみ。 今日は、Jean Arpの版画(?)と、Umberto Boccioni の作品たち[絵画・彫刻]、 Gino Severini" Dynamic Hieroglyphic of the Bal Tabarin" が、新しい収穫でした。(futurismのお部屋をじっくり見た、ということデス) ※今夜[4/3未明]から夏時間に切り替わります。1時間早く起きないと! ■MoMA 再オープン ■NY散歩...MoMA、UNほか
by snow_ny
| 2005-04-03 10:52
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