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by snow_ny
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Hotel Rwanda
※暖かいコメント、ありがとうございます!(じーん...(;_;))
コメントの返信が遅れていますが、少しずつ、少しずつ...!です。ごめんなさ~い!('_')


Hotel Rwanda_a0000896_0224350.jpgHotel Rwanda (Yahoo! Movies)

東京に戻る飛行機で見た映画です。
今年のアカデミー賞でも3部門にノミネートされていて、見たいなぁと
...という軽い気持ちは、初めの5分で吹っ飛びました。

運ばれてきた機内食にも手をつける気になれず、
食い入るように見続けた2時間です。

1994年、わずか100日の間に約80万人の血が流れました。
Hutu族によるTuti族の虐殺により、国民の10%に当たる人々が殺されたのです。

ルワンダの歴史、当時起こったことについては、こちらのHP[123]が詳しいです。

もちろん、虐殺に人を駆り立てる狂気も恐ろしいのですが、
それ以上に、国連、世界の無力さが痛烈でした。

映画は、ルワンダのホテル副支配人の視点で描かれていますが、
目の前で起こっている悲劇と、電話でつながる外界との意識の断絶に直面するのです。



中でも、宿泊客の記者が撮影した大量虐殺の映像にショックを受けつつ、
それでもこの映像の報道が欧米諸国の介入につながるのでは、と思う主人公に、
新聞記者がいう一言でした。
「きっとみんな、ニュースを見て"なんてひどいこと!"、って言うけど、
多分そのまま夕食を食べ続けるだろうね」と。

確かに、悲劇は世界のあちこちで、今でも起こっているのですが、
それを知る私は、平気でご飯を食べ、のうのうと過ごしているのです。
それが、外界に居る人たちの日常ですが、それでいいものか、と、考えさせられます。

虐殺が始まった当時、停戦監視のために国連軍が駐留していましたが、撤退傾向。
肝心の国連での議論は、ルワンダの状態は虐殺的行為(act of genocide)、
という解釈論に終始し、介入に消極的であったとのことです。
国連の人道的介入であっても、きちんとしたプロセスを経て行われるべきと思いますが、
今日明日にも死が隣り合わせの現地の様子と、
慎重な国連(アメリカ)の様子の対照はどう埋めるべきなのでしょう。

一方、信念に基づき活動を続ける赤十字や人権団体の人々の姿が丹念に描かれます。
ひとつひとつの行動は小さくても、
現実を変える、困難に直面した人をサポートするという気持ちと行動力が
今の世界を変える希望だと思えます。

私は何ができるでしょうか。

まずは、こんな事実があるということを、記事にしてみました。
by snow_ny | 2005-07-01 23:36 | [演] entertainment
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