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木になる日
icedayさんの「追憶の展覧会」の一品を朝に読んで、 1日中、そよそよした大木の手が、 優しく伸びてくるような気がしてなりませんでした。 とてもシンプルな言葉の積み重ねで、 おそらく、10人が読めば10通りの想像を膨らますことができる余地のある、優しくて、そして儚い文章。 最初の一文からして、引き込まれてしまいました。 「彼が木になってしまったので、私も木になることにしました。」 私はこんな風に読んでしまったのです。 彼が好きで、好きでたまらない「私」が、 ...なんて。 好きで好きで、自分らしさを失ってもいい!、と思うほどに好きで。 そんな「私」を彼は精一杯励まし、力づけようとしてくれて。 でも、私はどんどん力を失って、死んでいくのだとしたら... 「自分は自分のまま」でありながら、木になった彼を愛することができなかったかなぁ、 ...なんて呟いてみました。 結構これが難しいんじゃないかと思うんです。 自分の成りたいもの・欲しいものを見失わないままに、相手の人生を尊重すること。 ...つらつらと考えてしまいました。icedayさん、ありがとうございます! もっとも、読み方がicedayさんの意図とずれていたら... まぁ、それもありかなぁということで、ご容赦くださいませ(笑) でも、本当に読んでいて、「私」の不器用な愛が、切なかったのです。
by snow_ny
| 2004-09-23 11:01
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